マチネの終わりに

2019 11 20
マチネの終わりにを観た
石田ゆり子の作品がを見たくて
人生を考えさせられる作品を観たくて
過去が未来を創る
過去が未来を変える

これは当然であろう
この作品の中では

未来が過去を変える

とあった

小さい頃ママごと遊びをしていた庭の石で
90の祖母があたまを打って亡くなった

それにより
その石の思い出は変わってしまった

私には変わり果ててしまった思い出ばかり
娘とソフトクリームを座って食べた場所
家族で行った場所
家族で行っていた飲食店
そこは変わってないのに
変わり果ててしまった物にしか映らない
冷たく、うつろな物にしか映らない

あの時の娘の笑顔
パパの笑った顔
家族であった幸せ
みんな変わってしまった

映画の終わりもはっきりしない終わり方だったため
すっきりせず、
モヤモヤとうつろな気持ちだけが残り
私の中にある雲がかかったままのものが浮き彫りになり
しばらく呆然としていた
帰ってお風呂に入っても気持ちがどんよりしたままだった
今、娘はどんな未来を作ろうとしているのか
何がしてあげられるのか

何も出来ない為に
初めからいなかったと思うようにして
辛い気持ちを遠ざけている罪悪感が
重く重くのしかかった…。